「ロブソン/カナダ」
2022年08月06日
ロブソン(Mount Robson)は、カナダのブリティッシュ・コロンビア州東端部にある、カナディアン・ロッキーに属する山。標高は3,954mであり、カナディアン・ロッキーで最も標高の高い山とされている。ロブソンの南東にはレスプレンデント山があり、ブリティッシュ・コロンビア州によってロブソン山州立公園に指定されている。ロブソンから見て北東の方角、レスプレンデントから見て北の方角にはロブソン氷河が存在する。1900年代初頭頃、ロブソン氷河はロブソンとレスプレンデントの間に存在する圏谷(山地において、氷河の源流部で形成された谷のことで、氷河の浸食作用によって形成された地形の1つ。)を満たしていたが、その後氷の体積が減ってしまった。現在、ロブソン氷河の末端部で融解した水は、ロブソン湖と呼ばれる小さな湖に流れ込み、この湖から流れ出すロブソン川の源流となっている。なお、ロブソン氷河は北アメリカ大陸の大陸分水嶺のすぐ近くに存在している。この氷河から融解した水は、ロブソン川を経てフレーザー川へと流れ込み、最終的に太平洋へと流れ込んでいる。ロブソン氷河は北アメリカ大陸の大陸分水界の太平洋側に属している。